シール、ラベルの粘着剤について

<粘着剤とは>

粘着剤の性質は接着力・凝集力・タックで表されます。

  • 接着力・・・タック紙を被着体に貼りつけ、引き剥がす力を示します。
  • 凝集力・・・静荷重をかけたときの強度を示します。粘着剤自体の強度です。
  • タック・・・非常に軽い力で短時間で被着体に接着する力を示します。

また、粘着剤には、耐候性に優れたアクリル系やPE・PPに対する接着に優れたゴム系等があります。ほとんどアクリル系粘着剤です。表面紙・被着体・使用環境など使用状況に応じた粘着剤を開発しています。又、有機溶剤を削減し、環境負荷を低減する為に、「冷凍、冷食向けタイプ」「再貼付けタイプ」の無溶剤型粘着剤も開発するなど、お客様の用途にあわせたラベルをご提供致しております。

<粘着剤の種類>

粘着剤の性能は、被着体によって大きく左右されます。どの場所に、どのように貼るのかを確認し、使用状況に応じた粘着剤を選択する必要があります。

●強粘着
永久粘着とも呼ばれ、恒久的に貼付する場合に適します。

オーバーラミネート用タイプ  耐水加工・デザインラミネート加工等に使用されるオーバーラミネート用の粘着剤です。透明性が高く、PET・PPの2種類の基材に使用されます。
汎用タイプ 計量ラベルや化粧ラベル等の一般ラベルで主に使用されており、OSPでは一番需要性の高い粘着剤です。
アクリル系タイプ PP・PEへの接着力が強く、曲面にも強い粘着剤です。
冷凍タイプ  冷凍食品に使用するラベル等、耐冷性に優れた粘着剤です。
ユポタイプ ユポ等の合成紙・フィルム基材用に使用される粘着剤です。透明度が高く、耐水性もあり、シャンプーや、アイスクリームのカップラベル等にも使用されています。
平板タイプ 糊のはみ出しが少なく、シート仕上げのラベルに使用される粘着剤です。コピータック等にも使用されます。

●ボイル
ボイルすることで接着強度が上昇する粘着剤です。主にラベルを貼った後に加熱殺菌処理を施す食品等に使用されます。

●剥離タイプ
弱粘着のタイプで、後に剥がす場合の用途に適します。

最弱タイプ 再剥離の中でも、接着力が最も低い粘着剤です。被着面への負担は少ないが接着力が低い為、流通等には適しません。
段ボールタイプ 流通で使用するダンボールの素材に使用します。
汎用タイプ 紙基材の再剥離では最も使用されている粘着剤です。殆ど全ての被着体で再剥離性が良いです。
プラコンタイプ 特殊アクリル系の粘着剤で、物流用のプラコン等にも使用されます。殆ど全ての被着体で優れた再剥離性を持ちます。
親展ハガキタイプ  一度剥がしたラベルを再度貼付けする、再貼付タイプの粘着剤です。
塩ビ基材タイプ  塩ビ基材の可塑剤の影響を受けない粘着剤です。耐熱性、耐湿熱性に優れ、ガラス、金属、ポリカーボネート等に優れた粘着力を示します。

●ウォッシュピール
水に膨潤する特殊な粘着剤です。水洗で剥離するラベル用で、水で洗浄して繰り返し使用する容器に適しています。