プラスチックと添加剤

プラスチックは一般に無色で結晶性の部分を含むものは白色です。しかしビニール袋には色がついていることがあります。
これは原料に染料や顔料などの着色剤がまぜてあるからです。
プラスチックは油のなかまなので油によく溶ける染料によって均一に着色することができます。また適当な顔料を用いることによって色をつけるだけでなく、大理石の模様や光を反射する性質など、様々な性質を与えることができます。

またプラスチックの多くは太陽の光にさらると分解されます。これは太陽の中の紫外線が原因です。よくビニール袋が太陽の下にあると黄色くなって強度が低下しボロボロになるのを見ますが紫外線が原因といえます。したがって紫外線にあたっても分解しにくいように光安定化剤という添加剤がつかわれます。

さらにプラスチックは硬いものもあればビニール袋のように軟らかいものもあります。硬いプラスチックを軟らかくするために可塑剤というものが使われまます。