アイオノマー樹脂

アイオノマー樹脂とは、エチレン?メタクリル酸共重合体やエチレン?アクリル酸共重合体の分子間を、ナトリウムや亜鉛などの金属のイオンで分子間結合した特殊な構造を有する樹脂のことをいう。ヒートシール性、透明性、強靭性、耐摩耗性、耐低温性等に優れた固体である。表にアイオノマー樹脂の特徴を示す。ゴルフボールに使われるアイオノマー樹脂には、デュポン社が開発したサーリン(R)(日本では三井・デュポンポリケミカル社がハイミラン(R)として販売)が使われることが多い。現在では、最外層だけでなく中間層に用いられる場合もある.