発泡ポリスチレン(foamed polystyrene)略称FSまたはEPS
ポリスチレンの発泡体。スチレンモノマーと発泡剤(ペンタン等)を原料として重合し製造する方法と、ポリスチレンに発泡剤を含浸させて製造する方法がある。断熱保冷材、包装材料(トレイ、緩衝材等)、魚箱等に使用する。固体。
発泡成形法(structual foaming)
原料樹脂にガスを発生する発泡剤を混入あるいは金型内にガスを直接注入する等の方法により発泡体の成形品を得る成形法。射出発泡成形、押出発泡成形等がある。発泡ポリスチレン、発泡ポリウレタン等を用いたものが代表的であるが、ポリエチレン、フェノ ...
発泡ポリエチレン(foamed polyethylene)
ポリエチレンを発泡させたもので、包装緩衝材、建材、断熱材、自動車部品、浮揚材等に使用される。固体。
ノニルフェノール(nonyl phenol)
界面活性剤の原料として使用される。プロピレンの重合体であるノネンとフェノールを原料にして製造される。液体。
熱可塑性樹脂(thermoplastic resin)
加熱すれば軟らかくなり、冷えれば元に戻る性質をもつ樹脂。ポリエチレン、ポリスチレン、塩化ビニル樹脂等がこれに属する。
二軸延伸(biaxial orientation)
フィルムやシートを融点以下の温度で、縦方向と横方向に引き伸し、分子を二軸配向させる操作をいう。この操作を行うと縦横の引張り強さが著しく増大し、強靭な製品ができる。代表的な例として、二軸延伸ポリスチレンシートや二軸延伸ポリプロピレンフィ ...
ナフサ(naphtha)
石油化学の出発原料。原油を常圧蒸留した際、沸点範囲が30℃から170℃位の温度範囲で得られる軽質留分がこれに該当する。蒸留範囲の違いによって軽質ナフサ、重質ナフサ、この両者を含むフルレンジナフサに大別される。これらの留分は揮発油でもあ ...
ナイロン(nylon)
ポリアミド。
トルエン(toluene)
ナフサの改質油あるいはナフサからエチレンを製造する際に併産する分解油から抽出される。溶剤、TDI、合成クレゾール等の原料。またトルエンを原料とするベンゼンの生産も行われている。液体。
添加剤(additives)
一般に製品の物性改良のために加えられる物質。特にプラスチックでは成形加工が行い易いようにしたり、製品の性質を向上させるために安定剤、可塑剤、帯電防止剤等が目的に応じて使用されている。