真空成形法(vacuum molding method)
熱可塑性樹脂の成形法の一種で硬質塩ビ、ポリスチレン等のシートを型の上で加熱軟化させ、シートと型の間の空気を抜き取る。電気冷蔵庫の内張り等の成形に適している。
射出成形法(injection molding method)
熱可塑性樹脂の代表的な加工法。成形機のシリンダー内で溶融された原料樹脂を固く閉じた金型の中に注入し、冷却後に取り出す。コップ、バケツ等の日用雑貨品、コネクター、ギヤ等の工業部品、家電製品等のハウジングのほか、医療用品等きわめて広範に適 ...
酢酸ビニル(vinyl acetate)略称VAM
主用途はビニロンの原料であるポバール用だが、酢酸ビニルの重合物は塗料、接着剤等に使用される。またエチレンや塩ビモノマーとの共重合樹脂の原料となる。エチレンまたはアセチレンと酢酸により製造される。液体。
酢酸エチル(ethyl acetate)
溶剤、香料等に使用される。アセトアルデヒドを原料として製造される。液体。
酢酸(acetic acid)
酢酸ビニル、アセテート等に使用される。アセトアルデヒドを原料とする製法とメタノールを原料とする製法等がある。液体。
コポリマー(copolymer)
2種以上の異なったモノマーの共重合によって生成したポリマーをいう。1種だけのモノマーの重合によるホモポリマーと対比していう語。なお、2種のモノマーからなるものを単にコポリマー、これに対し3種のモノマーからなるものをタ?ポリマーと区別し ...
高密度ポリエチレン(high density polyethylene)略称HDPE
ポリエチレン。高密度ポリエチレン(こうみつどぽりえちれん、High Density Polyethylene-HDPEまたはPE-HD)は、繰り返し単位のエチレンが分岐をほとんど持たず直鎖状に結合した、結晶性の熱可塑性樹脂に属する合成 ...
共重合(copolymerization)
ポリエチレンのように同一の単量体を重合する製法に対して、二種類以上の単量体を重合することを一般に共重合といい、これによって得られたものを共重合体(コポリマー)と呼ぶ。共重合体には、エチレンとブテン-1の共重合によって得られる直鎖状低密 ...
キシレン(xylene)
C6H4(CH3)2 ナフサの改質油あるいはナフサ分解によってエチレンと併産される分解油から抽出または分留される。通常、混合キシレンと呼ばれ、三種の異性体(o-、m-、p-)及びエチルベンゼンの混合物であり、異性体分離によってo-キシ ...
カレンダー成形(calendering)
主として塩化ビニル樹脂の加工に用いられる成形法である。基本的にはロールによって原料樹脂を圧延し成形するもので、目的に応じてロールの本数、組合せが工夫されている。フィルム、シート、レザー、タイル等の製造に適している。